josei1

芸能人には視聴者に見えない部分で苦労することが多いようです。


 コネクション次第で仕事が決まることもあるので、その気苦労は計り知れないでしょう。

 それを表すかのように、洗脳(マインドコントロール)を受けてしまった芸能人も多くいらっしゃいます。
 あの有名芸能人が豹変してしまったかのように振舞い、突然番組に出てこなくなった!もしかしたら、なにかをきっかけにマインドコントロールされてしまったのかも?

 

素直な女性

今回は過去に洗脳されたことを告白した女性芸能人のエピソードを挙げていきます。

洗脳の手口と言われているAOSK(アオスク) は多くの人が騙されてしまう可能性があります。

  • 相手を『安心』させる
  • 相手の驚く』ようなことを言い当てる
  • 相手に『嫉妬』させて依存心を高める
  • 相手を『囲い込み』社会から隔離する

マインドコントロールに関係がある性格/事象/テクニックはオレンジ色の文字にしてあるので注意深く読むと何かヒントが得られますよ。(もちろん、悪用禁止です)


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総額5億を搾取され続けていた辺見マリ

 辺見えみりさんと辺見鑑孝さんの母で、女優の辺見マリさんは2015年放送のしくじり先生で総額5億円の被害』を受けたことを告白しました。
 家計を支える立場にもあった辺見マリさんが、何故そんな事態になってしまったのでしょう?
 そのキッカケは意外なほど、身近に潜んでいたのです…。

陰口

心の隙を見せた瞬間、もう終わりよ

始まりはマネージャーの一言

 当時の辺見マリさんは離婚し、芸能界に復帰しつつ、仕事や家族のことで悩みが尽きない日々を送っていました。
 シングルマザーや離婚について、昨今よりも間の風当たりは厳しく、極度のストレスになっていたのでしょう。
 多忙極まる生活の中、当時のマネージャーに『神の声が聞こえるという人』に「会ってみませんか?」と紹介されました。
 そして『拝み屋のK(仮)』との交流が始まりました。

 始めは警戒していた辺見マリさんでしたが、親身に相談に乗ってくれる姿勢に、次第に信じ切ってしまうように。
 女性の社会進出が進んでいない当時では、仕事と家庭を女手一つで両立させることの辛さは想像を絶するものでしょう。
 悩み相談をしているうちに、Kは辺見マリさんの弱り切った心に入り込んだのです。

御祓い代

 ある日、Kは「娘のエミリの目が見えなくなる」と予言しました。
 当時の辺見えみりさんは視力が下がっていたため、辺見マリさんはそれを信じきってしまったのです。

 『信頼できる相手の言葉』として、辺見マリさんは『御祓い代』に5000円を寄付します。
 その日を境に、Kは事あるごとに御祓い代として金銭を要求し、その額も日増しに増えていきました

 心の支えを失いたくなかった辺見マリさんの純粋な感情は、さらに弄ばれていくことになりました。

二人目の拝み屋

 Kはある日「神の声が聞こえなくなった」と言い残し、A(仮)という人物とその家族と共に暮らすよう言い残し、失踪してしまいました。
 A自身も「力は私に移った」と言って、今度はAが辺見マリさんのお金を搾取するようになり、13年間で請求されたのは総額5億円にも上りました。

 辺見マリさんも膨大な金銭を工面しようと、自宅の売却、借金などさせられ精神的にも追い詰められ、遂には貯金が尽きてヌード写真集の出版までさせられる羽目に。
 印税だけでも足りず、最終的に辺見えみりさんのギャラを利用しようとしたことで、親子関係は悪化し絶縁状態にまで陥りました。

辺見マリの目覚め

 その後、Aが辺見マリさんに勧めたダイエット教室の入会金を持ち逃げしたことで、辺見マリさんもようやく洗脳が解けました
 家族の大切さを改めて気づかされた辺見マリさんに、辺見えみりさんは和解して幸せな家族生活を送っています。

 一連の流れを見ると、巧妙かつ手慣れた詐欺であったことが伺えます。
 現代では心の余裕がなくなった人も多いため、辺見マリさんのように藁にも縋る思いで頼り、騙されてしまう可能性も高いでしょう。

宗教団体にのめり込んだ山田浩子

 『フェアリージャパン』の一員だった、元・新体操選手でスポーツライターの山田浩子さんも宗教団体に一時期のめり込んでいました。
 入会してしまった宗教団体の存在は、入会以前より把握しており、『入信なんて絶対にしない』とまで思うほど警戒していました。
 そこまで警戒心の強かったはずの、山崎浩子さんがはまり込んでしまった経緯とは、いったいどんなものでしょう。

陰口

この事件も異常だわ

友人の誘い

 山田浩子さんがマインドコントロールされるキッカケは友人T(仮)の誘いから始まりました。
 手相や字画を見るという男性の話に興味を持ち、二度目の交流で「転換期を迎えている」という言葉に共感して3本百数十万の印鑑を購入しました。

 元々、選手時代から向上心の高かった山田浩子さんは、男性に自己啓発センターのビデオ学習を勧められて受講し始め、その中で聞いた「人類はサタンの子であり、今はメシアが来る時代なのだ」という言葉に強い衝撃と救われた気持ちになったのです。

 そのとき既に、山崎浩子さんの洗脳はかなり進んでいました。

陰口

洗脳って本当に怖いわ

祝福

 合同結婚式と呼ばれる『祝福』は神の審判であり、自己を投げ打つ献身的な信者のみが受けられると言われ、当時の山田浩子さんは「自分にはそのような苦しい経験がない」と恐怖を感じて1週間の断食を決行

 さらに好意を寄せていた男性の想いを「祝福を拭ける以外に救われないから」と断ってしまうほど、祝福に固執していたものの躊躇いが残っていました。

 しかし母親の死去をきっかけに山崎浩子さんは祝福を受ける決心を固めて、夏の合同結婚式に参加しました。

 直前の記者会見では入信の動機や「指導者が選ぶ相手ならどんな人物でも良い」と発言し、親戚中から猛反対されたまま合同結婚式を迎えました。

狂信とも言える振る舞いぶりに、しびれを切らした家族達も遂に行動に移しました

家族の説得と婚約者の裏切り

 1993年3月。山崎さんが正式に入籍する直前、姉は山崎浩子さんを救出すべく行動を開始しました。
 協力者の叔父夫婦に「結婚について話し合いたいから」と別の場所へいこうと持ち掛けられた際、
教会で教えられた拉致・監禁では?』と気づいたものの、承諾して山崎浩子さんはマンションの一室で数日を過ごすことに。

 当初は身内の説得にも猛反発していた山崎浩子さんですが、姉の勧めで紹介された牧師と対話するうちに自身の身の危険を感じて「やめたら私は殺されてしまうのでは… 」と号泣してしまうほど怯えてたそうです。

 しかし、心揺らぐ山崎浩子さんが目を醒ますキッカケになったのは皮肉にも奪還を企てていた婚約者の行動でした。

 テレビで山崎浩子さんが婚約者に宛てた手紙を公開し、それを見ていた山崎浩子さんは結婚指輪を捨てるほど怒りを露に。まさに百年の恋も冷めた瞬間でしょう。

 同年4月に「すべてが間違いだった。多くの人の人生を狂わせてしまった」と脱会表明と共に謝罪されました。

 その当時、団体の広告塔として世間を騒がせていた山崎浩子さんの洗脳問題ですが、
 もし入籍した直後だったら『脱退出来なかったのでは』とすら言われている、まさに奇跡的な復帰でした。

上記以外の芸能人一覧

  • 飯星景子さん
  • 鹿島とも子さん
  • 音無美紀子さん
  • 佐伯玲子さん

まとめ

 

josei1

洗脳を受けやすい性格は『責任感が強い』『頑固』『負けず嫌い』『完璧主義』など、自分は騙されない!と思っている人ほどかかりやすい傾向にあります。


この記事の冒頭でもAOSK(アオスク) について話しました。

  • 相手を『安心』させる
  • 相手の驚く』ようなことを言い当てる
  • 相手に『嫉妬』させて依存心を高める
  • 相手を『囲い込み』社会から隔離する

こうして熱狂させることで疑問心より『お金を払えば助かる』という安心が得られると錯覚させてしまうのです。

山崎浩子さんも家族という社会との繋がりを得たことで、囲い込みに遭う直前で助かりました。一人で悩めば悩むほど、心は弱ってなにかに頼りたくなります。

悩んだときは家族や、電話相談窓口などを活用してみてくださいね。