女性芸能人とみる自律神経失調症と上手く付き合うコツ

自律神経失調症という言葉を聞いたことがあるという方は多いでしょう、その症状は心と身体の両面に現れるため数えきることができません。

　

　最大の原因は、やはりストレスで、個人差はあれど仕事や人間関係、生活習慣の乱れ、家庭環境、精神的なものなど要因など多岐に渡ります。

　他にも生まれつきストレスに弱い体質、性格の方がなりやすいです。
　うつ病やパニック障害など合併症を引き起こす可能性もあり、ストレスを適度に発散することが不可欠となります。

　現在は認知度がようやく高まってきていますが「そんなの甘えだ！」と叱責する人もいまだ多いのが現状。
　芸能人の皆さんも影でストレスと上手く付き合う方法を模索しています。

　今回は女性芸能人の皆さんが実践している、自律神経失調症と上手く付き合っていく方法をランキング形式でお伝えします。

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高木美保

女優の高木美保さんは自律神経失調症により、一時期は女優業を休止して2007年から再活動に踏み切りました。

そのストレスの原因は皮肉にも女優を目指す過程にありました。

厳しい家庭環境と父の教え

自立できなくては女優になる資格はない　医者である父のアドバイスは絶対遵守。そんな家庭内教育は高木美保さんにとって大きなストレスを与えていました。

　読書はもちろん、新聞やニュースを欠かさず観るよう、女優になってからも続けていたことに加えて、休む間もない過密スケジュールをこなさなければなりません。
　期待に応えなければと思う気持ちも強かったのでしょう。
　不規則な生活の中で心身のバランスが保てなくなり、ついに自律神経失調症などのストレス障害を患ってしまいました。

　現代でも子供に期待を寄せてしまうが故に、重度の制限をかけて精神的負担を与えてしまうケースが増えているため、発症率の高い典型的なケース
だったと言えます。

農業との出会い

女優業を休業してから高木美保さんは農業を始めました。

　

現在は「タレントが副業」と言うほど、農業に力を入れており『自然農法』や『自然のサイクル』にこだわりながら続けています。

　農業は作物の生育のために規則正しい生活が求められたり、太陽光を浴びることでセロトニンという神経伝達物質が促進されます。

　高木美保さんのようなライフスタイルの変更は、誰にでもできるものではありませんが、家の中に引きこもりがちな方も、カーテンを少し開けたり、薄手のものをつけて日光浴するなど、手軽な方法で試すことが出来ますね。

　

上沼恵美子

　関西を代表するお笑いタレントで、ラジオなどトーク番組を中心に出演されている上沼恵美子さんも「自律神経失調症で通院している」ことをされました。

その理由、他人事ではない方も多いかもしれません…。

退職した夫の在宅

テレビやラジオで引っ張りだこの上沼恵美子さん。
　仕事疲れによるストレスも考えられますが、実はテレビ関連の会社社長だった上沼真平さんが退職してからずっと自宅にいて心休まる場がなかったようです。

　昨今では『主人在宅ストレス症候群（夫源病）』と呼ばれており、定年退職して在宅する旦那様が何らかの理由で、奥様を束縛してしまうために起きるストレス障害です。
　

これが原因で一時期は離婚説も噂されていました。

　
　安定していた生活サイクルが急変したことも、上沼夫妻にとってストレスの一因だったのでしょう。

夫がストレスになるのなら

　上沼恵美子さんがとったのは『週末は家に帰らず、ホテルで宿泊する』というもの。
　あえて夫に干渉させない自分の心を休める時間を作ることで、ストレスを解消しています。
　売れっ子タレントならではの作戦といえます。

　2014年には上沼夫婦の共著『犬も食わない　上沼さんちの夫婦げんか事件簿』を発売。
　構成の際にお互いの言いたいことを言えたおかげか、自律神経失調症について上沼恵美子さんからの言及もなくなっています。

　こうした熟年夫婦ならではのストレスも増加傾向にあります。
　夫婦ともども、新しい環境に変化したことを自覚することが非常に大切、溜めこめば大きなストレスとなります。
　思い当たるところがある方、喫茶店で一息つくなどストレス解消法を見つけるようにしてくださいね。

名取椎菜

　大型アイドルグループAKB48に所属していた名取椎菜さんも、2015年11月にSNSで自身が自律神経失調症であることを告白されています。
　「自律神経失調症はAKBからの卒業理由と関係ない」と本人はコメントしていましたが、自律神経失調症は長期的なストレス環境が関係してきます。

『アイドル』の在り方

名取椎菜さんは自身の出演した公演を再チェックするなど研究熱心で、真面目なタイプであることが窺えます。

　実家も歯医者で育ちも良く、研究生の頃から周囲のメンバーを牽引しようとする行動力も持ち合わせていました。

　しかし AKBという巨大な組織で活動する上で、注目度や個人の人気が付いて回るもの。

　11期生として昇格したのが最後だったこと、アイドルとして活動する上で 第三者からの心無い発言や対応もストレスの原因になっていたでしょう。

投薬治療は最善策ではない

　SNSで公表した際、名取椎菜さんは薬物治療を行っていることを合わせて告白していました。
　抗不安剤や抗うつ薬で一時的に抑えることは可能ですが、完治することはできません。

　卒業という形で環境を変えたことも、ストレスへの対処法だったと言えます。
　『歌って踊れる女優』を夢見ていた名取椎菜さんが、再びテレビで活躍できる日を楽しみにしたいですね。

　

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上記以外の芸能人

まとめ

　自分は耐えることが出来ても、他人も同じように耐えられるとは言い切れません。
　ストレス耐性を自己基準で考えてしまうことは非常に危険なことであります。

　また、芸能人の皆さんの実践方法は簡単にできる事ではありません。

日光浴をする

規則正しい生活を送る

カウンセリングなど心療内科による専門医を頼る

半身浴、散歩など軽く汗を流す運動をする

など、心と身体を健康的に保つ方法は身近に多くあります。
　まずはカーテンを少し開けて、日光浴から始めてみるのが良いでしょう。