21.50.01
自分は優れていて、素晴らしく特別。偉大な存在でなければならない

josei1

 自分は他人より優れている、他人とは違うという思い込みから、過大評価してしまう自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)というのはご存知でしょうか?


この人格障害は『他人が自分をどう見ているのか?』という他者評価に対し、非常に敏感で、自己中心な考えになりがちです。

理想は高く、自分の手柄を誇張して喧伝してしまう…そして、他者から称賛されることを常に求めています。

その一方で、自尊心を傷つけられやすく、他人の才能を過小評価してしまいがちです。

自分への理想像を崩されたり、真っ向から否定されることを最も恐れます。

上手くいかない状態に陥ると『自分は何もできない、とりえもない』と極端な落ち込みをみせたり、怒りや喪失感を他人にぶつけて発散しようと攻撃的になってしまう一面もあります。

他人より優れていると思い込み自分を誇示する人格、全くダメな自分を酷評する劣等感の強い人格。
 

素直な女性

両極端な2つの状態を行ったり来たりしてしまう人格鋼構造が自己愛性人格障害の特徴です。

自己愛性人格障害の症状

自分の思い通りにならないと不機嫌になり取り乱す
見栄を張りすぎる
他人の手柄を自分の手柄のようにする
クレーマー体質

そんな『自己愛性人格障害ではないか?』と疑われている女性芸能人がいらっしゃいます。


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藤原紀香の自己愛性

 

josei1

2016年に片岡愛之助さんと再婚を果たし、梨園入りした藤原紀香さん。


ボランティアや慈善活動にも積極的に活動しており、2008年にはカンボジアで学校を完成させるなど精力的な奉仕活動を行っています。

 しかし、2度の結婚に藤原紀香さんが『自己愛性人格障害を抱えているのではないか?』と思わせる要因がありました。

陣内智則との婚約
最初の夫であるお笑い芸人・陣内智則さんとの婚約は『逆玉の輿』と言われたほど、発表当時は日本中が騒然としましたね。
 披露宴の出席者は600人、多くの報道関係者からも注目を浴びることになり、テレビ中継を行うほど大々的な結婚披露宴をおこないました。

 しかしその2年後。陣内智則さんが浮気したことで、結婚生活は幕を閉じてしまいました。
 高嶺の花だった藤原紀香さんがブレイク寸前の陣内智則さんを夫として迎える…美談ともとれるこの関係、全国から『称賛』を寄せられていたように感じます。

 先述のとおり、自己愛性人格障害は称賛と羨望を好みます。
『自分より立場の低い夫にも良妻でいる自分』を理想としたのか、自己実現欲求の高い藤原紀香さんに合わせようと陣内智則さんが無理をしていたのでは?という見方も濃厚です。

 離婚後の落ち込みぶりも、格下の男に泥を塗られた屈辱もあってか、かなりやつれていたため、自尊心も大いに傷つけられていたことが窺えます。

みんなに良い子に思われたい『藤原主義』
陣内智則さんとの結婚後、自身の著書『藤原主義』を出版しており、その中で「みんなに良い子に思われたい願望がある」ことを指摘されたこともある藤原紀香さん。

『梨園の妻』となるには、後援会からの公認が必須。家事の一切を請け負い、後継者を養成し、芸の肥やしと夫の浮気も我慢が必要。
 聞いているだけでも息苦しい立場である事は想像に難くないのですが、後援会の存在もあって、こなしていけば『褒められる環境』が成立しています。

 第24回ミス日本グランプリ受賞。モデルや女優としての大成。男を立てる良妻という強かすぎる女性像。
 輝かしい経歴の数々が、藤原紀香さんを『選ばれた女性』に錯覚させてしまったのも無理はないのかもしれません。

豊田真由子の自己愛性

 

josei1

秘書である男性に痛烈な罵倒を浴びせたことで世間から糾弾されることとなった、豊田真由子氏の騒動は記憶に新しいと思います。


 公人は大衆の場に出ることが多く、支持を集めることで発言力が強まるようになるため、自分が特別な存在だと錯覚しやすい状況になりやすいです。
陰口

この人は闇が深い・・・


 豊田真由子氏の自己愛性人格障害である疑いは、騒動での言動に顕著にみられます。

秘書に対する言動
男性秘書に対する暴言の数々はゴシップ誌を通し、多くのメディアから暴露される形となりました。
 『何故、男性秘書はこのような言われ様になっていたのか?』

 推察ですが、秘書という立場上、豊田真由子氏に意見を述べるシーンも度々出てくるでしょう。

 しかし、自己愛性人格障害は『自分は優れた、特別な人間』であり『他者から評価されて当然』だと考えてしまいます。

 秘書という補佐官からの客観的な意見を、豊田真由子氏は『自分が批判された』と感じて、劣等感から伴った攻撃性が表面化してしまったのではないかと考えられます。

自己基準で振り回す
告発された内容は上記の他にもあります。
 豊田真由子氏は「食べ物を残すのは凄く嫌い」だと発言しており、出された食べ物に対して「これ以上食べられません」と男性秘書が断りを入れると「吐いてでも食え!」と怒鳴りつけています。
 『私が作った料理なんだから、食べきるのが当たり前』という態度はいささか自己中心的ですね。

 さらに男性秘書が指示を忘れてしまったとき「娘の顔にマジックで書けば忘れないでしょ」と発言しています。
 このとき男性秘書の娘さんは3歳。政務に励む女性として、幼い子供に対する発言として不適切だと言わざるを得ません。

 2017年9月には豊田真由子氏が謝罪会見を開くことになりましたが、「自己弁護と自己擁護ばかり」「謝罪したい内容の論点が掴めない」と謝罪らしい謝罪ではなかったと酷評されています。

 自民党離党後は体調不良で入院していましたが、極端な劣等感が発露してしまったと考えると、自己愛性人格障害である疑いがかなり強いです。
 女性の社会進出が進む中、このようなマイナスイメージを作りながらも出馬する執念は自己愛性の強さを感じます

上記以外の芸能人

●自己愛性人格障害の疑いがある女性芸能人

  • 沢尻エリカさん
  • 小池百合子さん
  • 野村沙知代さん
  • 松居一代さん

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まとめ

エピソードを綴ったお二人以外にも挙げられた方々は、共通点があるように筆者も感じます。

今回のように顕著に現れるタイプは『無関心(無自覚)型』と言われ、周囲に対しての関心がないことが最大の特徴です。
 そのため、自分中心の思考になりやすいため周囲を振り回すことが多いです。

もう一つ、気付きにくいのが『過敏(過剰警戒)型』と呼ばれる、他人からの反応を気にし過ぎるタイプの方々

自己主張の強い無関心型とは正反対に、周囲を気にするあまり表に立ちたがらないことが多く、注目の的になることを避けます。
 かえって自意識過剰になってしまい、些細なことでも傷ついてしまう繊細さが特徴です。

 失敗を恐れるが故に、誰よりも理想が高くなってしまう人格障害は、自覚して積極的に治療しなければ治すためのスタートラインに立つこともできません。

 必要なのは自分の脆さをさらけ出す勇気なのかもしれません。