糖尿病とは、体内でブドウ糖をコントロールするホルモン『インスリン』が作用せず、インスリン不足で血糖をコントロール出来ない病状を指します。
日本人の糖尿病患者は世界でもワースト10位、元々インスリンの分泌が弱い人種であると言われています。
しかし、生活習慣病ともいわれる糖尿病は体型が関係している訳ではありません。
遺伝や他の病気、使用薬剤に伴って起きる場合もありますが、暴飲暴食、運動不足などの生活習慣の乱れも大きく関わってきます。
今回は女性芸能人の方が関わった糖尿病をタイプ別でご紹介していきます。
スポンサーリンク
Contents
室井佑月さんのエピソード
小説家、随筆家としても活動する室井佑月さんも糖尿病を患っています。
しかし、原因は生活習慣によるものではなく、手術による影響によるものでした。
すい臓の摘出手術
すい臓に腫瘍が出来てしまった室井佑月さんは半摘出することを決意、手術を行いました。
その結果、膵臓から分泌されていた「インスリン」の分泌量が低下してしまいました。
すい臓が一般的な人より小さくなってしまったことで、インスリンが不足しやすい体になってしまったのです。
IDDM(インスリン依存型糖尿病)
インスリン不足を補うために投与し続けた結果、インスリンに依存するタイプの糖尿病になっていたことを室井佑月さんは番組内で告白されました。
すい臓の機能障害による『1型』、生活習慣病と呼ばれる『2型』とも違い、このタイプは糖尿病患者の中でも1~2%の非常に稀なタイプの病状です。
定期的にインスリンを摂取しなければ高血糖になってしまうのですが、先述のとおり室井佑月さんはインスリン注射が必須の体質になっています。
投与し忘れれば糖尿病が悪化してしまう恐れもあるため、健康状態にはかなり気をつけなけれなばらないでしょう。
大神いずみさん
元・日本テレビアナウンサーで、現在はタレントとして活動中の大神いずみさんも糖尿病を患っています。
女子アナ時代に比べて現在は体重が増加し、アナウンサー時代とだいぶ印象が変わっていることに衝撃を受けた方も多いでしょう。
初期の糖尿病
ある番組で大神いずみさんは健康診断を受けたところ『初期の糖尿病』であることが宣告されました。
しかし、糖尿病は痛みを伴う病気ではなく、症状の悪化に気付かずにいると腎不全になってしまいます。
腎不全になると人工透析が必要になる恐れがあり、初期に見つかったのは幸運だったと言えるでしょう。
境界型糖尿病
正確には『糖尿病の予備軍』で、血糖の代謝障害を起こしている状態です。
大神いずみさんも発覚当初は血糖値が正常値よりも高かったことが指摘されました。
元々、糖尿病の家系だったこもあり、大神いずみさんも糖尿病になりやすい体質だったのでしょう。
しかし、血糖のコントロールがスムーズに出来ておらず、いつ糖尿病になってしまってもおかしくない状態でもあります。
長期化すれば本格的に糖尿病になってしまうため、血糖値が上がり過ぎないよう食生活にも注意しなければなりません。
旦那様の元木大介さんも糖尿病をお持ち。2人のお子さんも心配でしょうし、協力して持ち直して欲しいですね。
山田花子さんのエピソード
お笑い芸人の山田花子さんもすっかり二児の母。2016年5月に第二子を出産し、同年8月には新喜劇の座員として復帰を果たされています。
ふっくらした顔立ちが印象的でしたが、今はちょっとほっそりしたように見えますね。
そんな山田花子さんの妊娠中に糖尿病が発覚しておりました。
きっかけは第二子の妊娠中
発覚したのは次男・彩斗くんを妊娠していた時期でした。
毎食後に血糖値を測定していた山田花子さんは「食後血糖値が250くらいになってて、ずっと気をつけていた」とコメントしています。
しかし、状態が悪化したために定期検診で『妊娠高血圧症候群』と診断されました。
母子ともに危険な状態であると判断され、担当医の勧めで早期出産に踏み切ることにしました。
早産となりましたが出産後は母子ともに健康で、彩斗くんも現在すくすくと成長されています。
妊娠型糖尿病
妊娠糖尿病は、妊娠の影響で発症するタイプの糖代謝異常の一種です。
妊娠前からではなく、妊娠中に見つかる一過性のもので、出産してホルモンのバランスが正常化すれば症状が治まりやすく、ずっと残り続ける糖尿病ではありません。
妊娠中は母体がインスリンの分泌を制限し、胎児へ栄養を送るために血糖値が上がりやすくなります。そのため糖質や食事を多く摂り過ぎると、食後の血糖値が急上昇してしまい、糖尿病の症状が現れやすくなります。
主に果物に含まれる果糖や、炭水化物に含まれる糖質を摂り過ぎて起こしてしまう方が多いので要注意です。
妊娠糖尿病にかかってしまう人は、糖尿病になりやすい体質とも言われています。
暴飲暴食は糖尿病に繋がりやすいため、にも注意が必要ですね。
スポンサーリンク
上記以外の芸能人一覧
※妊娠糖尿病を経験した方も含んでおります
- 松本伊代さん
- ニコール・ジョンソンさん
- マライア・キャリーさん
- 大和田美帆さん
- 釈由美子さん
- 美奈子さん
- 小雪さん
女性芸能人の糖尿病まとめ
妊娠糖尿病という病名から解る通り、実は女性のほうが糖尿病になる確率が高いです。
ミス・アメリカに選出されたニコール・ジョンソンさんや、世界の歌姫マライア・キャリーさんも妊娠糖尿病の経験者とは驚きですね。
2017年9月に出産されたばかりの杉浦あさ美さん(旧姓:紺野)も、妊娠糖尿病の疑いが出たため、再検査するまでの一週間の食事も「なにを食べていいか解らない」と不安をこぼしていました。
ブログでも血糖が上がるGI値の高い食品をメモしたり、血糖値が上がりにくい食材を調べたりと『
生まれてくる子供の為にも、自分がしっかりしなければ』という心構えが感じられます。
糖尿病を予防したり、病状を悪化させないためにも、食事と運動で血糖値をコントロールすることが大切です。
近年ではインスリン不足で起きる『糖代謝の異常』についても研究が進められており、ブドウ糖など血液に含まれる糖質を効率よく代謝することが出来れば、血糖値も抑えられて合併症も防ぎやすくなります。
自分の健康を守るためにも、健康診断などで定期的にチェックするのもオススメです。