複雑な家庭環境で育ちながらも、苦労や困難を乗り越えて成功を手に入れている芸能人は少なくありません
片親しかいない自分と、両親と暮らす他人を比べて羨ましく感じながらも、時を経て「他人は他人、自分は自分」と割り切って「隣の芝生は青く見えるもんだ」と自分の気持ちを落ち着けていきます。
親としては、「片親で可哀そうだ」といって甘やかさずにしっかりとした人間に育てようと頑張ろうとします。

トーク番組などで、自身の複雑な生い立ちを話す芸能人をみると、恵まれなかった環境に育ちながらも頑張ってこんなに成功したんだなぁと感心して、応援したくなる気持ちにもなります。

大体そういう芸能人はとても親孝行で、芸能界で活躍後は苦労して育ててくれた親にたくさんの恩返しをしている場合が多いです。
今回は意外にも父子家庭で育っていた女性芸能人を紹介しますね。
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篠原涼子さん
数字が取れる主演女優として確固たる地位を築き、バラエティ番組でも少し天然っぽいキャラで人気がある篠原さん。
2005年に俳優の市村正親さんと結婚され、二人の男の子の母親にもなり幸せな家庭生活を送っていますが、実は父子家庭で育ちました。
篠原さんが2歳のときに母親が交通事故で他界して、父親がシングルファザーとなり、6歳上の兄と、3歳上の姉と篠原さんの3人を男手ひとつで育てました。2歳だと母親の記憶はほとんどないに等しいでしょう。
身の回りの家事や篠原さんが得意とする料理も、父親からしつけとして伝授されたもので、篠原さんにとって母親の役割もするお父さんでした。
そういう父親の背中を見続けた篠原さんは、アイドルグループの東京パフォーマンスドールのメンバーとしてデビュー後、バラエティ番組「ダウンタウンごっつええ感じ」にレギュラー出演して、アイドルらしからぬ着ぐるみを着て体を張ったコントに挑む姿勢が好印象で人気が出ました。
そして「恋しさと せつなさと 心強さと」でダブルミリオンを記録、ドラマ「anego」で女優としてブレイクして現在に至っています。

仕事に真摯に取り組む姿勢は、尊敬する父親から受け継いでいるものなのでしょうね。
結婚相手に市村さんを選んだのも、どこか父親と重なる部分があったのでしょう。篠原さんは闘病生活を続けていた父親に、結婚する姿を見せられないのではと思っていましたが、結婚して3日後に亡くなられました。
かわいい末っ子の幸せな姿を見届けて安心されたのでしょうね。
大島優子さん
AKB48が人気絶頂期のときに、中心メンバーとして大活躍していた大島さんですが、実は小学生の頃から母親の勧めで、児童劇団に所属して子役として芸能活動をしていました。
小学校卒業後に、両親の仕事の都合で横浜市から栃木県に引越し、その直後に両親が離婚します。大島さんは父親のもとで暮らすことを選択しました。思春期に入る多感な年齢で、家庭環境が大きく変化して大島さんは悩み苦しみ続けたことでしょう。

しかし、父親の関係はとても良好で仲が良かったことが大島さんにとって救いだったはずです。
父親は料理が苦手でしたが、大島さんのためにお弁当や夕食を用意してくれたり、AKB48に加入した時も全面的にバックアップしてくれたりしました。
そういう父親に大島さんは「父があっての私」と、とても尊敬し感謝しています。
母親とは高校生のときに再会し、現在は良好な関係を築いていて、大島さんのブログ記事では「ママ」と呼ばれています。

子役時代から多忙を極めたAKB48時代、女優として活躍する現在まで、地道に努力をし続ける大島さんがあるのは、いつも暖かく大島さんを見守ってくれているお父さんの存在が大きいのでしょうね。
マギーさん
ファッション雑誌「ViVi」の専属モデル出身で、スポーツ番組「すぽると!」に出演してブレイクし、知名度を上げたマギーさん。
2歳のときに両親が離婚して、スコットランド系カナダ人の父親に、生後間もない弟とともに引き取られました。離婚後は5歳まで父親の故郷で、9歳まで京都で暮らした後、横浜市に転居しました。
父親のイアン・ギブさんは現在、ナレーター、声優、俳優業、イタリアン系レストランを経営していますが、マギーさんの幼少期に転居を繰り返していることから、職も安定していなかったとみられます。
その状況で、乳幼児の子ども2人を連れて男手で育てるのは並大抵の苦労ではなかったでしょう。
しかし、バラエティ番組に親子で出演された姿をみると、とても穏やかで優しそうなお父さんで良好な親子関係がみてとれます。
イアンさんの趣味は料理と即興劇、特技は大阪弁とのことから、家庭的でユニークで明るいアットホームな環境で、マギーさんは育てられたのでしょうね。

ローラの父と比べちゃうわw
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第4位 小泉今日子さん
16歳でアイドル歌手としてデビュー以来、第一線で活躍し続ける小泉さん。
家族は両親、姉二人と小泉さんの5人家族でしたが、幼いときに父親が経営する会社が倒産して、一家は夜逃げして一家離散状態になりました。
小泉さんは一時期、父親と二人暮らしになりましたが、父親とはウマが合っていたので楽しかったと語っています。また、この頃の経験により、堅実な金銭感覚を身についたので、芸能界で成功してからも散財することがないそうです。
その後、実家はお好み焼き屋になり、一番上の姉が引き継いで亡くなるまで営業していました。
父親が他界してからは小泉さんが母親を引き取って、二人で一緒に暮らしています。家族が大変な時期に、小泉さんがトップアイドルに駆け上がっていく姿は家族にとって大きな希望をもたらしたことでしょうね。
第5位 北乃きいさん
ティーン向けのファッション雑誌でモデルデビュー、「ミスマガジン」グランプリ獲得、ドラマ初出演を同じ年に果たし、勢いよく知名度を高めた北乃さん。
両親、北乃さんと弟の4人家族でしたが、北乃さんが幼い頃に母親が亡くなり父子家庭となって、主に祖母に育てられました。
その家庭環境から北乃さんは大のおばあちゃん子になり、初めての給料で洗濯機を買ってあげたことを話しています。
その後、父親は再婚し、20歳ほど年の離れた弟と妹ができて、6人家族になりました。バラエティ番組やブログ記事で、小さな兄弟を可愛がっていることを語っています。
母親が他界後、北乃さんと弟が父親の再婚を認められるほど成長していたので、新しい兄弟も増えて幸せな家族になれたのでしょうね。
両親がいる家庭では、たいてい子育ては母親がメインとなりますが、父子家庭の場合、父親が仕事をしながら母親業をするのは並大抵の労働ではありません。
そのため、父親の実家の両親に補助的にサポートしてもらうのもよくある話です。
両親が揃う家庭からすると、複雑な家庭環境にみえるかもしれませんが、親がしっかり子育てをすれば、紹介した女性芸能人たちのように社会に出て逞しく、かつ華やかに世の中を渡っていくことができるのでしょう。

北乃きいは広瀬すずと犬猿の仲って有名だよね
他にも父子家庭で育った芸能人がいます。
- 岡本香了さん
- 星野加奈さん
- 星野千恵さん