こんにちは、hitomiです。

パニック障害に悩まされているときに抗不安薬や抗鬱薬を減薬するときに大切なことについてお話していきたいと思います。

これらの薬は海外では4週間以上も連続で続けて服用することは推奨されていません。

パニック障害を治すために薬を飲んでいるのに、次第に薬を飲む事自体が目的となっていってはいませんか?

薬の量を減らしていくことで体にも負担が減って行きますし、表面的な症状を抑えるのではなくてもっと根本を克服出来るようなやり方をして行く方がよいでしょう。

正しい知識を持って治していきましょうね!


スポンサーリンク


いきなり禁薬はしない

頑張る女性

薬を断とうと思った瞬間から

「もう飲まない!」と心に決めてしまい、離脱症状が起きたとしてもそれを自力で我慢する方はいますよね。

実は私,hitomiもそうでした。

医師のいうことを聞いているからいつまで経っても治らないんだ!と自分で思い込み、薬があるから辛い思いをしてしまうんだ。

と勝手に思っていたのです。

そうなったときに私が出来る唯一のことといったら禁薬くらいしかありませんでした。

いままではssri(パキシル)とセルトラリンを飲んでいたのですが、特にssriを自力で禁薬するのは本当に危なかったと思います。

頭痛や吐き気、自分が自分でいないような感覚に悩まされることもありました。

なのでもしあなたが減薬をしたく、将来的には薬を服用することがない状態を目指しているのであれば

医師にその主旨を伝えるようにしてください

これは絶対です。

私は自己流でやってきましたが、自己流は事故を引き起こしかねません。

特に薬を3ヶ月以上も続けて飲んでいるならばなお一層、医師に相談するようにしてくださいね!

焦らることはしない

私、hitomiはパニック障害を発症させてから仕事を休職するようになったのが23歳の時です。

22歳の時に発症させて仕事に向かうことができなくなり、苦渋の選択のすえに仕事を辞めました。

世間ではいわゆるニートです。経済活動は全くしていませんでした。

20代前半はいわゆる働き盛りで世間では一生懸命ガンバって汗水を流しながら働き、社会マナーやルールを身に付けようと同世代は頑張っているのになんで私は自宅で引きこもっているンだろう

別に好きで辛い思いをしているわけでもないのに、なんでわたしばっかり・・・。

家に居てもエネルギーを消費していないのでゆっくり眠れることはできませんし、考えるのは嫌なことばっかり。

テレビを付けると私よりも若い人が活躍しているのを見るだけで私はその人といまの自分を比べてしまいました。

人と比べても良いことなんて一個もないのに。。

ちょっと暗い話になってしまったのですが、パニック障害で悩んでいるとこんな気持ちを抱えてしまうことはありますよね。

パニック障害に悩まされているひとの50%が鬱病に成るのはこのようにもどかしい気持ちを抱えてしまうからではないでしょうか。

そのときに焦っていますぐ薬を辞めたい!辞めて副作用に悩まされなくて済む方法でパニック障害を克服したい

と思う気持ちはよくわかります。

しかし減薬はいますぐ出来ることではないんですよね。

例えばあなたが補助付きの自転車に乗っているとします。

補助無しでは自転車に乗ることができないために補助を付けていると思うのですが、いきなりその補助を取ってしまったらどうなると思いますか?

転んでしまいますよね。

思い切って転んで頭を激しく打って怪我をしてしまうのではないでしょうか?

命に別状がなければ良いのですが、確実に痛みが伴ってしまうでしょう。

これは減薬にも言えることなんです。

私は自力で禁薬しましたが、ssriをいきなり辞めるということは結構危険なんです。

焦る気持ちはよくわかります。

しかし焦って治したとしても再び症状に悩まされるようになるでしょう。

パニック障害は再発する危険性が高く、一度なってしまったら根本的な克服法を実践しない限りは再びまたパニック発作に襲われることもあるのです。

⇒パニック障害の再発を繰り返してしまう人の知っておきたい共通点

心にゆとりを持ちながら焦らないで薬を減らして行きましょうね。

時間を掛けても良いという余裕をもつ

減薬には必ずといってよいほど「離脱症状」が起こるでしょう。

この離脱症状が辛ければ辛いほど、もう薬を減らすことはできないのではないか?という不安に陥ります。

離脱症状の具体的な症状は

  • 不安
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 自分が自分ではない感覚
  • 意識が遠のく
  • 記憶障害
  • 感覚過敏

これらが挙げられるのですが、薬の服用期間が長ければ長いほど離脱症状はキツくなって行くでしょう。

依存性が高い薬ほど離脱症状が激しくなるのですが、依存性の高い薬として挙げられるのは、

  • クロチアゼパム(リーゼ)
  • エチゾラム(デパス)
  • パロキセチン
  • アルプラゾラム(コンスタン、ソルナックス)

これらの薬を特に1ヶ月以上続けて飲んでいる方は酷い離脱症状に苦しめられる危険性があります。

なのでゆっくり時間をかけて摂取量を減らして行くようにしてくださいね

パニック障害を克服したとしても薬を辞めることができなくて困っている方も実際にいます。

継続的に飲み続けてしまっている方は特に注意をもってやっていかなくてはなりません。

1年間掛けて半分くらいにする!

特に短期的に作用する薬を常用している方は結構時間がかかります。

なのでいきなり辞めるのではなくて1年くらい掛けてじっくり体を「補助なし」でも保つことができるように整えていきましょう


スポンサーリンク


まとめ

  1. いきなり禁薬はしない
  2. 焦らることはしない
  3. 時間を掛けても良いという余裕をもつ

今回は抗不安薬、抗鬱薬を減薬するときに覚えておきたいことについてお話していきました。

一度、減薬に成功すると「もうあの薬なんて飲みたくない・・・」

と思うようになりますよね。

パニック障害が再発して病院にいったときにも

「先生、もうあの薬だけでは勘弁してください。身が持ちません」

と思わず言ってしまいますよね。

それくらい依存性が高く、身体に必要なものだと思い込んでしまうのが薬物療法の怖いところです。

私はなにも薬物療法を完全に否定しているわけではありませんが、極めてリスクがありそのリスクを患者さんが正しく理解していないことに問題があるのではないか?と思っています。

パニック障害の治療法は薬物療法だけではありませんからね。

⇒パニック障害を軽くさせる「とある考え方」についてお話していきます