こんにちは、hitomiです。
長引くパニック障害を放置していくと一体どんな危険性があるのか?についてお話していきたいと思います。
初めて発作からあなたはどれくらいの日時が経過していますか?
私はパニック障害を引き起こしてから約3年間も症状に苦しられていたのです。
3ヶ月以上も苦しんでいる方は慢性化させてしまう危険性があるので十分に注意してくださいね、
さもないと・・・・
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初期症状では薬は飲むべきではないという事実
突然の発作に襲われてしまった時に、あなたは病院へ行きましたか?
私はすぐに病院に行ったんですよ。そして薬を処方されました。
ほとんどの書籍では発作から1ヶ月間、処方された薬をしっかりと飲めば大体の人は症状が改善していく!
なんて書いているのですが、それは「嘘」です
→⇒抗鬱薬、抗不安薬などの薬物治療ではパニック障害を治すことができない理由
この記事でもお話しているのですが、パニック障害や不安障害は薬では治すことはできません。
というのも薬物は症状の根本的な原因を解決するのではなくて、症状の表面を「隠す」効果しかないんです。
確かに初期症状の時に薬を飲めば症状が緩和されることはあるでしょう。
しかし初期症状は比較的程度が軽いものなので、薬が効き易い、効いていると感じ易いんですよ。
今まで溜まっていたストレスが火山のように噴出したら、噴出した直後からは少し火山の活動は低下化するのです。
この低下化しているときに薬を飲むので余計に薬のおかげで症状が軽くなった!と勘違いしてしまうようになります。
このことを知らないとパニック障害を引き起こしやすい体になってしまいますからね。
放置というのはただ放っておく、ということではなくて
「自分では頑張ってパニック障害を治そうとしているけれども効果がないもの」
これも残念ながら放置なのです。
自分では前に進もうと思ってペダルを一生懸命こいでいるのに前に進んでいないのであれば、結果として余計に症状を進行させてしまう恐れが有るのです。
私だってそうでした。
お医者さんの言われた通りに正しく適量・適法を守って薬を飲んだとしてもぜんっぜん良くならずに3年間も苦しめられましたからね。。。
これを忘れないでください。では放置をしていくとどうなってしまうのか?についてお話していきたいと思います。
免疫力が低下していく
パニック障害が引き起こされる過程についてお話していきたいと思います。
- 警告期
- 抵抗期
- 狼狽期
警告期からはじまって発作が起きるのはこの狼狽期なのです。
これらの流れのことを「汎適応症候群(はんてきおうしょうこうぐん)」といいます。
簡単にお話するとストレスに晒されるようになって、体がsosを出すのが警告期です。
その警告に対して体の中で防御反応が作用します。
菌が体に入ってきたらそれらと戦う組織が体の中にはありますよね、それのストレスバージョンだと考えればよいでしょう。
警告期、抵抗期と来て、最後に来るのが、狼狽期なのです。
パニック発作がいきなり襲って来る!なんていうことは実際にはありません
パニック発作を引き起こしてしまうだけの原因がそこには必ずあるということですよね。
この抵抗期というのは基本的には3ヶ月程度続きます。
さきほどもお話ししたように人間には防御反応がついていますからそんな簡単にはパニックに成るにはならないんです。
ストレスを感じて交感神経が優位になったとしても副交感神経が作用して優位にすることができるのですが、
これが出来るのが3ヶ月程度だと言われています。
人間はストレスを感じると免疫力が下がり体の機能が次第に低下していくので健康的な精神状態であれば耐えることができても3ヶ月以上も同じように
ストレスに晒され続けることで狼狽期に突入していきます。
交感神経が優位になる状況が続いて行き、ふとしたきっかけでパニック発作が起こってしまうのですよね。
ストレスを感じると人は「コルチゾール」という物質が多く分泌されます。
このコルチゾールは
- タンパク代謝
- 脂質代謝
- 骨代謝
- 免疫力
をコントロールしているのですが、多く分泌されることで体からストレスを守ろうとするのですよね。
ただし多く分泌され続けると今度は分泌されにくくなってしまうのです。
少なくなることでストレスからの抵抗ができなくなってしまうのです。
このように見るとパニック発作を引き起こしてしまうのは必然だということがわかると思います。
パニック発作を引き起こす土台が出来ているので在る意味では仕方がないことだというのが解りますよね。
警告期→抵抗期→狼狽期
の流れがあります。
つまりパニック障害に悩まされているということはあなたはいま狼狽期に居る!ということでもあります。
私、hitomiは3年間患っていたので3年間もの間ずっと狼狽期に居たんです。
なのでパニック障害が長引ければ長引くほど、余計にストレスに弱くなりより嫌な反応をしてしまうことにも繋がるでしょう。
併発させてしまうことも・・・・
パニック障害は一種の不安障害なのですが、これを放置することで他の不安障害を引き起こしやすくなります。
また同じようにストレスを感じ続けることで鬱病を発症させるようになるのです。
パニック障害患者の50%は鬱病を発症させているというデータもありますからね。
⇒パニック障害と併発し易い病気と間違いやすい病気の種類について
ストレスを感知するところは脳の視床下部というところなのですが、この部分は胃腸の状態をコントロールしています。
視床下部が繰り返しダメージを受けることで過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)という病気を引き起こすこともあるので覚えておいてください。
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般化の恐れがある
般化(はんか)とうのは次第に生活の行動範囲が狭くなって行くことを指します。
例えば車の中で発作が起きたら、同じ共通する狭いところである電車の中、飛行機の中、バスの中は危険でこれらの交通手段を使うことに躊躇いや恐怖を感じるようになりますよね。
またシートベルトをしているときに発作が起きたら「身動きが取れない」ような場面、例えば歯科医の中、美容院など身動きが取れないような場面に遭遇にしないように心がけると思います。
さらに発作が起きたのが夕方の17時であれば、毎日17時には自宅に必ずいないと危ない!と考えるようになります。
もうおわかり頂けたと思うのですが、これを繰り返していたら生活なんてできませんよね。
発作が一回ならまだしも複数回襲って来たらその場面に共通する、場所・時間・場面を自然と避けるようになっていくのです。
これを般化といいます。
パニック障害を放置することで徐々にあなたが行けない場所、外出することができない時間、苦手は場面は増えていっていませんか?
不安は自分自身で作り出すものですよ。
長引けば長引くほどパニック障害は悪化して行き、不安も強くなっていき鬱病などの気分障害、不安障害を引き起こしてしまうといえるでしょう。